理究の哲学(エンジン)

第七章 仕事ノ学

第二項 問題解決能力を磨く(2)

― 1つの変化は、また新たな課題を生む ―

基本的に人間は、変化に抵抗する習性があります。加えて、1つの変化は、また新たな課題を生む可能性があるので、常に目的を明確化し、作業プロセスや商品構築化の過程でのズレが生じていないかの検証・確認が必要です。
「まなび予約.com」の目的は大きく3つあります。

1. 日曜日でも受付時間外(24時間)でも、いつでもお客様は申し込みができる。
2. お客様マイページに、購入した記録が残る。いつでも購入履歴が見られる。
3. ゼミ内容、日付、持物など確認できるため、「言った、言わない」のトラブルが激減もしくは消滅。

目的や意義をしっかり伝達できなければ、スタッフからでさえ、「電話受付の方が良かった」という懐古趣味を誘うことになります。
「メールが苦手な人に対応できないのでは・・・・」
「電話での丁寧な対応で、お母様の質問や不安に答えられるのでは・・・・」
え!え?と思うような感想が出てくる事があります。

1つ1つは至極真っ当な意見です。勿論、悪意のない抵抗勢力です。しかし、それらの指摘は、パソコン時代に突入しているのに、事務所内で「そろばんは必要だ」といっているような感じです。

昔とは時代のスピードと、お客さんの生活リズムや考え方が激変しています。
それゆえ、顧客は勿論、社員・スタッフとの意思疎通には気を配ることです。どんな施策でも副作用がない変化はありません。しかし、それも改善と工夫で乗り越えられるのです。

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