理究の哲学(エンジン)

第三章 脳と心ノ学

第六項 やる気のヒミツ

― 知覚動行 ―

私も経験上、池谷裕二氏の考え方に賛同します。同じように感じます。
例えば、本棚の整理・整頓。散らかった机の掃除。
気分転換でやるだけで、そのあとの作業が進みます。

しかし、自分の中でそれらの仕事は、つまらない瑣末な仕事だ、という考えを持つ人もいるでしょう。その考え方は二重に損をしています。
5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)は、1つの仕事として考えてください。業績を上げるため、お客様満足度をあげるためにするのです。あなたの好き嫌いではないのです。職場の環境として大事にしなければなりません。ここまでは常識。次に、5Sは、自分自身を活性化させられるキッカケになるのです。身体を動かすことで、あなたの脳が動き始めます。
四の五の言わず実践することを薦めます。
先ずは、自分の机の上を片付けましょう。台拭きを使うとそのクリーンさが癖になります。それができたら、事務所の棚の整理をしましょう。不要なモノは捨てる。“断捨離”の決行です。
床の掃除やトイレの清掃ができたらたいした者です。

誰もが、内側にあるのに、外側に求めようとして、ないもの探しの旅を続けてしまう傾向があります。全ては自分の内側にあるのです。
モチベーション「やる気」が高いから行動ができるのではなく、行動しているからモチベーション「やる気」が高いのだ、と考えましょう。
今度、モチベーション「やる気」が下がったときは、次の言葉を思い出してみよう。
モチベーション「やる気」は行動から生まれるのです。

「知覚動行精神」です。

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