神奈川新聞 連載コラム

32回 ザ・チャレンジ!(幼児教育編)保育現場での知育チャレンジ

  • 2014.9.29

ステップアップ!!〈幼児教育編〉

現場での知育チャレンジ…
指導の保育スタッフも成長

 今回のテーマはこの春から始まった「保育現場での知育のチャレンジ その後」です。
 9月の午後、お迎えに来たお母さんに手を引かれながら年長児がお帰りのあいさつをします。「あきふかし、となりはなにをするひとぞ。さよなら!」。4月からこの園で始まった「コトバの森プログラム」が動き出して約半年、それぞれの年齢のクラスで“ちょっとした変化”が現れてきました。
 「あ…あんしょうことば」。ことばのリズムに合わせて手をたたくのが気に入った1歳児は、「あ・き」と手をパチンパチン。年中児のなかには漢字に興味を持つ子も。
 「い…いっしょにダンス」。覚えたダンスは先日のグループ園合同でのお泊まり保育のときに効果を発揮。普段は一緒に過ごしていない子どもたちが、同じ振り付けで踊る。ことばのいらないコミュニケーションをとっていました。
 「う…うたあそび」。覚えたうたは園の行事やお散歩はもちろん、普段の自由遊びのときにも口ずさまれています。
 「え…えかきリズム」。思わぬ効果がありました。タッピング(点々をうつ)、グルグル(丸を描く)など、プログラム導入当初は「運筆力のトレーニング」が目的だったのですが、子どもたちは、絵を描くことそのものを楽しむようになっていました。本人たちにとって絵描き歌で描いた絵は「自分の作品」だったのです。
 「お…おはなしいっぱい」。この半年間に約20冊の絵本を扱いました。楽しい話のときの反応、少し悲しいストーリーのときの反応、それぞれの年齢ごとに違いがあって、指導する幼児教育スタッフも、保育スタッフもお話そのもの以上に楽しみにしています。
 今回のプログラム導入で一番成長させてもらったのは、わたしたち保育スタッフではないか、と思うこの頃です。

(パレット保育園たまプラーザ園施設長・藤岡 恵美)