ザ・チャレンジ(幼児教育編)
Q.「知育」促すプログラムとは?
A. 元気で楽しい “あいうえお”
今回のテーマは、この春から始まった「保育現場での知育のチャレンジ」についてです。
5月の朝、横浜市のあるニュータウンの保育園に園児たちの元気な声が響きます。1歳児の部屋からは手拍子とともに「は、な!」。3歳児の部屋からは「にかいからめぐすり〜!」。
幼稚園・保育園一元化が国の政策として掲げられて以来、保育の現場でさまざまな試みが始まっています。私たちの保育園では「感性、知性、体力」を保育の3本柱に掲げた新しい保育プログラムを導入し、4月からチャレンジしています。「どんちゃか幼児教室」と共同で開発したものです。冒頭のシーンは、新プログラム「コトバの森プログラム」の一場面で、“あいうえお”と名付けた五つのメニューから構成されています。
「あ」は「あんしょうことば」。1歳児から5歳児まで週に一つずつ年間で36のことばを身に付けます。ことわざあり、回文あり、5歳の秋には芭蕉や一茶の名句まで。朝の会や帰りの会で唱和するほか、散歩の途中や自由遊びの合間に、保育士の目の前で得意げに披露する園児の姿も。
「い」は「いっしょにダンス」。1年の総仕上げに、保護者の前でソーラン節やみんながあっと驚くダンスナンバーを披露するのが園児たちと決めた目標です。
「う」は「うたあそび」。定番の童謡のほか、昔からの手遊びや20代の保育士も未経験の「とおりゃんせ」や「かごめかごめ」などの伝承遊びもレパートリーに。
「この子の七つのお祝いに、お札をおさめに…」という歌詞にまつわる物語を園児たちにどう伝えてあげようか、と今から楽しそうに考えている担任保育士の横顔に保育の可能性を感じます。
このチャレンジで園児や保護者がどう変わっていくか、いずれこの場で報告します。
(バレット保育園たまプラーザ 園施設長・藤岡 恵美)

