神奈川新聞 連載コラム

87回 ザ・チャレンジ!(小学校編)SCRAPの謎解き中学入試とは?

  • 2021.1.19

神奈川新聞 2021年1月18日 朝刊掲載
SCRAP 横手大地 氏

いよいよ中学入試シーズン。
今年2月、日本初の「謎解き入試」を実施するのは東京・吉祥寺にある藤村女子中学校。
入試はリアル脱出ゲームのイベント企画・運営で知られる㈱SCRAP(スクラップ)が全面協力、開発する。この新入試で問題解決能力やコミュニケ―ション能力などのこれからの時代、特に必要な力を測る考えだ。

リアル脱出ゲームは参加者同士が協力し合って様々なヒントを元に謎を解き、その場所から脱出するイベント。
制限時間内に脱出するためには謎解きの発想力だけでなく、参加者同士の結束も重要。
初めて出会った他人同士もコミュニケ―ションを密に取る必要がある。
一緒に取り組んだ者同士はその後、仲のよい友達になったり、結婚したりすることもあるほど。窮地に追い込まれたときの反応から、相手の本性を知ることもできる。
こうした特徴が評価され、「生きる力」を見る新入試に採用された。


入試内容は2つ。
1つが脱出ゲーム型。
グループで課題を解決して窮地からの脱出を目指す。
もう1つが国算理社の内容に即した全10問の謎を解き、考察力・発想力などを測定する謎解き能力検定型だ。
SCRAPではこれまで、リアル脱出ゲームの他に謎解き能力検定を実施。
ひらめき力や注意力など全部で5つの力を総合的に判定してきた。
今回の入試ではこのノウハウが存分に生かされるかたちだ。

SCRAP・横手大地さんに謎解き入試の抱負を聞いた。
「脱出ゲーム中の行動ひとつひとつを点数化する作業が今回の課題でした。テストプレイを何度も繰り返しながら行動力・会話力・洞察力などの細かい項目分類を行い、評価基準を一から構築していきました」
変わる中学入試。
チャレンジする受験生を応援したい。
がんばれ受験生!