理究の哲学(エンジン)

エピローグ

学び 続ける

Live as if we were to die tomorrow
明日、死ぬかもしれない、と感じて生きなさい

Learn as if we were to live forever
永遠に、生き続けるかのように、学びなさい

高校時代に習った仮定法の一節。
インド独立の父、マハトマ・ガンジーの言葉です。
対の表現が美しいと、感じています。

そして、この意味を噛み締めながら、この本を書き上げました。
「限るある命を使い切りたい。知らないことが山ほどある。学び続けよう」と。

2011年3月11日を境に人生観が変わった人は多いかもしれません。
大自然の営みの前では人間は無力であることを、嫌というほど思い知らされました。
そして、多くの人は、人類が挑戦してきた科学技術に、恐怖感と不快感を覚え始めました。
原爆と原発。
20世紀の発明は、両者とも核分裂のエネルギーを使います。

そして、悪玉と善玉に色分けされてきました。
3.11を境にその善玉は、地震国日本で野生化を超え、猛獣化したのです。
数年経ても、この妖怪をコントロールされていません。
3.11は、深く大きく、我々を変える日となったのです。

ガンジーの「Learn as if we were to live forever」
「永遠に生きるかのように学びなさい」の言葉がよぎります。
「知らないから・・・」が許されない時代になってきました。
「俺には関係ねぇから・・・」は、想像力が無さ過ぎます。
学ぶことをやめたら後輩たちや子孫に言い訳ができない時代になったのです。

自由競争の中で生きている我々は、常に風雪にさらされています。
隣接する競合組織と常に鍔競り合いを続けて、知恵VS知恵のガチンコ勝負をしています。
俊敏性の感覚は常に研ぎ澄ませておかねば、サバイバルはできないことを肝に銘じて生きています。
当社の行動原則C「丁・賞・感・微・余⇔(予)」の感(アンテナ)は、そのことを意味しています。

ここで筆を置きます。

エピローグを書き終えた心境は、

“学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく
気づけば気づくほど、また学びたくなる”
(アルベルト・アインシュタイン)

私もあなたと同じ発展途上人。
生ある限り学び続けていたいと考えています。

最後まで読んでくれて感謝します。

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