理究の哲学(エンジン)

第四章 未来創造ノ学

第一項 「ことばの学校」の考察

― 商品改善は現場から生まれる ―

当社としては、「(新)ことばの学校」は、新規事業となります。全国の学習塾、そろばん塾などに、「(新)ことばの学校」商品をパッケージとして、営業(売り込みをかける)するという形式は初めてです。よって、慣れないことは、緊張もしますがワクワク感もあります。
直営教室で、社員・講師が授業し、運営するならば、たとえ問題が起きても、状況に応じてその都度“微調整”ができます。不具合が発生しても社員の力で、お客様に迷惑が掛からないように“臨機応変” “当意即妙”の対応も可能です。しかし、今回のケースは、曖昧な商品内容や完成度の低い販促品、商品群では許されません。なぜならば、新潟県や愛知県にいる生徒に、我々が直接対応することができないからです。すべて、理究と契約した運営会社や学習塾の先生やスタッフに直接手を下してもらわねばなりません。

新規事業なので、会社としてもそれなりの投資になります。何よりも商品力の完成度が問われます。私自身も現場に乗り込み、プロジェクト担当者らと開発に取り組みました。1年間、毎週土曜日に現場に足を運びました。そして、実際に授業に入り、子どもたちを指導し、保護者の方々とも情報交換をし感覚を研ぎ澄ませていきました。その上で、プロジェクトメンバーと協力しながら商品作りをしました。
その結果、重要な3点に気づきました。

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