理究の言魂(ことだま)

教える

かわいくば 2つ叱って 3つ誉め 5つ教えて よき人にせよ

さて、この道歌のさらなる秀逸な点は、叱る(2)誉める(3)を合わせた分量(5)と同等な分量を「教える」(5)に使いなさい、というものです。
「叱る」「ほめる」は感情的要素が強いものです。しかも、上記で述べたように、胡散臭い(笑)。「教える」という行為は、冷静沈着なやり取りが必要です。また、「教える」⇔「学ぶ」と考えられます。ここでのいう「教える」というのは、難しい学習を教えることを指してはいません。生活の中での学び。生活術(幼児版、小学生版)、生活活用術、生活協力術。
洗濯の方法、干し方、畳み方、片付けの仕方、掃除の方法、掃除道具、食事づくり、旬の食材、買い物、衣替え、季節行事、地域の集会・・・。
子供が「できるようになる」「新しい事を学ぶ」「どうしてこういう方法がいいのか」「なぜお母さんは、この手順でするのか」家庭生活は学びの宝庫。テレビやゲームばかりをさせている家庭を見かけますが、あ~もったいない。
特に、幼児から小学生低学年までの学びの習慣は、一生の財産になるでしょう。お父さんとお母さんができる「最高のイベント」。マジ、仕事なんかしている場合ではない!(笑)と、言いたいところですが、現実はそうはいきません。なので、夫婦で、親子で「〇〇計画」を立てましょう。親子の絆を深めます。「教える⇔学ぶ」を通じて、一緒に行動して、一緒に考える。そうすれば、「ほめる」&「しかる」といった、外発的動機付けなんかも不要になる可能性が高くなります。
『あ、これ面白いね』とか『お母さん、いい事考えた』とか、もちろん子どもの様子を見ながら、子どもの好奇心(見たい、やりたい、知りたい・・・)を刺激し、子どもの反応を引き出しながら、じっくり子育てするのがいいでしょう。

幼児教育~初等教育は、教えることが満載です。
母親(または、代行している保育士)は、言葉や基本的生活習慣やルール、公共マナーなど、幼子たちを一人前にするために、限りなくエネルギーを使い教えています。

「よき人にせよ」とは、保育・教育に関わる人の使命なのです。
「よき人」とは、将来、自分の足で幸福をつかんでほしいと願う親の愛情・想いでもあります。だから、私たちの仕事は「親・代行業」と言います。

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