理究の言魂(ことだま)

NO6-7 難しいことを易しく 易しいことを深く 深いことを面白く教える

最近のユーチューバーの活躍には驚嘆します。
個人的には「ヨビノリたくみ の大学への数学・物理」や「WEB玉のタマえもん」が好き(笑)

ICTの進化で「教える」という行為の考え方や評価が激変。「教え方」「伝え方」「説明方法」の上手な青年が続々出現しています。最近では、芸能人による「指導」も注目を浴びています。このトレンドは変わることはなく、むしろ主流派になるかもしれません。「学習」「指導」「教育」という営みに革命が起こる気配を感じます。

教育=education 楽しみ=entertaimantの合成語のedutainmentという言葉が登場して久しくなります。主にゲームなどで教育をするという意味合いで使われてきました。が、徐々に変わっていくでしょう。“映像指導”に“面白さ”、加えて“学習管理(学習成果や学習スケジュール)方法”が洗練されることで、教育が進化する可能性を感じます。

先ほど、「面白く」は難関課題と言いました。なぜならば、「面白く」と感じる感性は、個人差があり、ある種つかみどころがないモノだからです。しかもユーチューバーには、流行り廃りが付き物なので、その浮沈の速さは計り知れません。ただ、昔の時代に戻らないことは確かです。大学の多くの授業が未だに“無味乾燥な講義”の垂れ流し。その大学に年間60万から140万もの授業料がかかるのは、「納得がいかない」と感じている人は多いのではないでしょうか。加えて、日本の未来を構築する小・中・高のICTの遅れは目を覆うものがあります。これでは、世界から遅れるのは必定。逆の視点で見ると、日本の学校教育は伸びしろがあるとも言えるのですが・・・(笑)。
私たち民間教育は、学校教育に先んじた方法やスキルを研究し、実践していくことで存在価値を高めるのです。その結果として学校教育を補完したり、サポートすればいいのです。

文部科学省がGIGAスクール構想 を立ち上げました。理究も経済産業省Ed-tech事業の事業者として認定されました。ICTを駆使した教育に、国が大きく舵取りをしています。旧態依然とした方法論だけでは未来はありません。テクノロジーの変化は、新たなチャンスを創造します。

GIGAスクール構想

児童生徒向けの1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく公正に個別最適化された創造性を育む教育を全国の学校現場で持続的に実現させる構想。GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。

しかし、どのように進化しようと
“難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く教える”
という考え方は不変だと思っています。

さて、指導理念にある「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」は、井上ひさし の言葉と言われています。が、彼の著作物の中には見当たりません。(永六輔 の井上ひさしをテーマにした著作にはあります)
劇作家や小説家、つまり物書きとしての井上ひさしの原則だったかもしれません。
井上ひさしの口癖として「面白く」は、「楽しく愉快に」と言われることがあるようです。全く同感です。出典は定かではありませんが、㈱理究の指導要諦 として、このフレーズを磨いていこうと思いました。

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