理究の言魂(ことだま)

NO8-5 合宿・キャンプリーダーが「できる」

朝から晩まで子どもと一緒に生活を共にします。寝食遊学を共にしながら、目的を成就するプロセスを経ると相互理解が深まります。
男女の仲も同じ。数日、一緒に寝起きして食事を共にすれば、男性(女性)がどんな男性(女性)なのか、彼(彼女)とうまくやっていけるか分かります。いや、わかった気になります(笑)
朝に強い・弱い、整理整頓が上手い・下手、食べ物の好き嫌い、神経が細かいか大雑把か、酒癖があるかどうか、相手の長所・短所が手に取るようにわかってきます。と同時に、自分もすべてさらけ出します。その生活が、合宿・キャンプです。

生活時間を共有することには大きな意味があります。
「家族」の擬似形態でもあるので、強い絆が生まれます。あなた自身が充実感を味わえたり、子ども達や仲間から支持され、信頼され、愛される様であれば一人前です。

余談になりますが、小規模だった頃の理究の新卒研修にもこのやり方を取り入れていました。「虎の穴 新人合宿研修」です。
寝食を共にし、酒を飲み交わし、本音で語り合います。そこで、生意気なこと、青臭いことを言ってもいいのです。言葉のキャッチボール、会話ができるかどうかを見ているのです。歌が歌える、芸ができる。漫談をやれる。まあ何でもいいのです。コミュニケーション能力は、「保育・教育サービス業」にとって、必要不可欠。ただ、そのスタイルは十人十色。ペラペラしゃべることを意味していません。
盛り上げる方法を何か一つは持っていて欲しい、とのネライがありました。人間が好きじゃないとこの仕事は勤まりません。

さて、“合宿・キャンプ”というイベントは、教育効果は抜群だと経験上理解しています。しかし、同時に運営会社としてのリスクや責任の重要性も感じています。ですから、合宿開催中は、現場に行かなくても正直なところ気が休まりません(汗)。2020年は新型コロナ騒動で、すべてを中止しました。今後も状況を見て判断していくことになるでしょう。開催については今まで以上に慎重にならざるを得ません。
先ほど述べたように“合宿・キャンプ”は、「家族生活」の模擬形態。すべての人が“家族という小さな社会”で誕生し、育まれ、成長します。やがて、“新しい家族”を作り、そこで、あなたなりのリーダーシップ発揮することになります。
「現場力の経験則」の最後に、“合宿・キャンプのリーダーができる”というのは、非日常の中で呼吸をしながら、何が起きても不思議でない「生活」を通じて「対応力」(冷静な判断力、的確な情報収集力、ムード作り、情緒安定さ、企画力など)を学ぶのです。
参加メンバーである子ども達やその他のリーダーを統制するだけでは、息が詰まります。命令や指示だけでメンバーを動かす手法だけでは、メンバーを育てることはできません。
同じ空間、時間を共有するすべての者に、自律的で自発的な行動、自分の頭を使わせて考えさせるような活動を促すことができる、そのような“人間力”をあなたに磨いてほしいのです。

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